(長野県・山梨県 八ヶ岳 赤岳 2,899.2m、硫黄岳 2,760m、横岳 2,829m)
2010年10月上旬。
夜行1泊2日のスケジュールは体力的に少しきつかったですが、
主峰赤岳を目指し、南八ヶ岳中心部の本稜線縦走を楽しみました。
1日目。
東京を夜行登山ツアーバスで出発し、早朝5時30分に美濃戸口の八ヶ岳山荘に到着。
山荘の2階で仮眠をさせてもらい、7時に出発しました。
ゆるやかな雑木林を歩くこと1時間。たどり着いた赤岳山荘や美濃戸山荘の附近で休憩をとります。
休憩後、次の赤岳鉱泉までは、ネイチャーハイク気分でゆっくり進みました。
途中の沢づたいでは、アザミやトリカブトなどの花を楽しめます。
2時間程で、まもなく食事がおいしいと評判の赤岳鉱泉に到着。
ちょうど腹の虫も鳴いてきたので、ラーメンを頼み、そこでしばらく休みました。
お腹も落ち着いたところで、爆裂火口の断崖がある硫黄岳を目指し出発です。
赤岳鉱泉前の登山口から赤岩の頭まではいきなりの急登の連続でしたが、1時間50分程でどうにか到着。
赤岩の頭は視界がひらけたところで、主峰の赤岳、横岳、阿弥陀岳が目の前に広がり、すばらしい眺めでした。
小休止した後、硫黄岳山頂を目指してガレ場の多い登山道を20分程登ると、平坦な山頂に着きました。
山頂から宿泊する硫黄岳山荘までは、歩いて20分ほどなので、山頂からの展望をじっくり堪能しました。
山荘には4時頃に到着。夕食までの時間は、周辺の散策などを楽しみました。
山荘周辺は大ダルミと呼ばれるお花畑があります。
7月にはコマクサの大群落が見られ、とてもすばらしい景色だそうです。
夕食では宿泊客全員が集まり、楽しいひと時をすごしました。
硫黄岳山荘は施設も大変充実しています。トイレは山小屋では珍しくウォシュレット完備で、感動しました!
とても快適だったので、冬にもまた来てみたくなりました。
2日目。
硫黄岳山荘での朝食後、横岳に向かう準備を済ませると、記念バッジを買ったり、
テラスで熱いコーヒーを飲みながら360度の大展望を楽しんだりして、出発時間まで過ごしました。
天気もよく、雲海からの眺めも最高でした。
ここからは、横岳、赤岳へと縦走して、急坂で有名な文三郎道を下山します。
まずは、台座ノ頭を目指します。山荘から南へゆるやかな斜面を進むとおよそ1時間で到着。
台座ノ頭から西斜面に広がる砂れき地は、八ヶ岳一番のコマクサ群落地として有名です。
7月中旬からは、斜面全体がピンク色に染まることでしょう。
台座ノ頭からしばらく足を進めると、横岳の岩稜帯がはじまります。
岩肌が露出していて大変危険なので、慎重に通らなければいけません。
特に、このあたりは、奥ノ院、三叉峰と呼ばれる険しいことで有名な岩峰です。
奥ノ院の直下は、両側が切り立った刃のような岩稜が連続しています。ハシゴを通る箇所もあり、とてもこわいです。
険しい反面、この岩稜帯には、高山植物が密集していて、6月中旬から8月中旬まで花を楽しむことができます。
途中何度も小休止しながら、続いて赤岳天望荘を目指しました。
スリップや落石に注意し、数度のクサリ、ハシゴをクリアするとようやく到着です。奥ノ院からは約1時間かかりました。
赤岳天望荘のベンチで昼食をいただいてから、最後の難関である赤岳山頂は40分程度の登りとなります。
クサリもしっかりかかっているので安全ですが、途中砂れきの登りになるので、
スリップに注意しながらゆっくり足を進めます。
やっとの思いで山頂に出ると、360度の大展望が広がり大満足でした。大休止の後、下山となります。
下山にはスリップ事故多発の文三郎道を、陥落やつまづき等に注意しながら通ります。
行者小屋で休憩をはさみ、1時間40分程で下山。
無事に下山できた充実感を感じながら、平坦な登山道を美濃戸口まで戻り、東京へと帰りました。
《みどころ》
・北八ヶ岳、南八ヶ岳の変化のある地形・・・北八ヶ岳は緑が多く、南八ヶ岳は岩肌の見えるまったく違った地形の山です。
一度の登山で様々な景色が楽しめます。
・温泉・・・温泉付山小屋が多いです。八ヶ岳のふもとには立ち寄り温泉も多いです。
《コース》
■1日目
東京駅【夜行バス】⇒美濃戸口⇒美濃戸⇒赤岳鉱泉⇒赤岩の頭⇒硫黄岳⇒硫黄岳山荘(泊まり)
■2日目
硫黄岳山荘⇒横岳⇒赤岳天望荘⇒赤岳⇒行者小屋⇒美濃戸⇒美濃戸口【バス】⇒茅野駅【JR中央線特急】⇒東京駅
《お勧めガイド本》
■JTBパブリッシング「山歩き安全マップ3 八ヶ岳・北八ヶ岳」1,300円+税
とても見やすいガイドブックです!
《掲載情報》
■山と渓谷社「ワンダーフォーゲル 2014年12月号」926円+税
「山岳小説メッタ斬り!」のコーナーに、対談形式で星野も参加させていただきました。
山岳小説の魅力を語っておりますので、是非ご覧ください。
| ●登山について、お気軽にご相談ください。「おすすめの登山ルートは?」「初めて山に登るならどこにいけばいい?」など、登山(アウトドア)に関する疑問がございましたら、書泉グランデ5階アウトドアフロアまでお越しください。山担当・星野が、ご相談にのらせていただきます。 |