「写真の方は河津祐邦さん。この姿でフランス皇帝ナポレオン3世に謁見しました。大変喜ばれたそうです。」
こんな写真を見つけました。
背景にピラミッド、横を向いたスフィンクスの前には遣欧使節一行が。物怖じしないのか、2~3人がスフィンクスの肩に上っています。
肩の後ろの方に座っている人は、彼方を透かし見ているようにも見えます。遠く日本を想うのか、日本とは全く違う目の前の風景を目に焼き付けようとしているのか、窺う事は出来ません。
山川出版社の『レンズが撮らえた外国人カメラマンの見た幕末日本Ⅰ』の中の一枚です。(p8.9)
幕末・明治の始め頃、200年以上の鎖国政策でなかなか知ることのできなかった日本の、珍しい風景や市井の人々などを撮るために、数多くの外国人カメラマンが来日しました。
第15代将軍徳川慶喜や榎本武揚らの肖像、雪の舞う増徳院薬師堂(現在の元町プラザの辺り)や建設中の横浜停車場(現JR桜木町駅)、着物を着た女性たちなど、沢山の古写真が往時の日本を垣間見せてくれます。
中には『笑う女性』なんていう写真も。
なんでも外国人のお土産として売られた写真の中でもトップモデルの女性を撮った写真だとか。朗らかに笑う彼女に皆めろめろだったに違いありません。
解説では、幕末以降いかにして写真が日本に入り、その技術が浸透したのか、また知られざる外国人カメラマンの仕事ぶりなど、もうひとつの幕末日本史を楽しめます。
もう一枚、こんな写真を見つけました。
大小さまざまな岩が転がる山裾に、1人座るラマナ・マハルシ。こちらを見つめるその目は、とても印象的です。
ナチュラルスピリット『静寂の瞬間 ラマナ・マハルシとともに』の、とても引きつけられる一枚。(p81)
時にはすに、時に正面から、笑っていたり、何かを見つめていたり。本書に収められたたくさんの名言と写真を見ているだけで、今、この瞬間におけるラマナ・マハルシとの出会いを、体験しているような気がしてきます。
おっとここにもこんな写真が。
真っ暗な背景にバラが8輪ほど。その花びらの先端から紫色の光がまるでビームのように。なんとも幻想的です。
こちらは双葉社の『オーラ!?不思議なキルリアン写真の世界』(写真:谷口雅彦さん、実験・文:川口友万さん)からの一枚。(p95)
キルリアン写真とは、物体に高電圧をかけ、発生したコロナ放電の発光現象を撮影した写真のこと。「オーラ」の写真としてご存知の方もいるかと思います。
巻末の「キルリアン写真実験記」がなかなかに興味深いです。
目標は「光る手の写真」を撮ること。対象物には1万ボルト以上もの電流を流す必要があるそうです。葉っぱやサバ寿司ならいいのでしょうが、「手」は一体どうしたら・・・。
はたして写真は撮れたのか否か。起死回生の策はあるのか。ぜひ本書でご確認ください。
それにしても、谷口さん川口さん、あぶないのでどうか気をつけて!
・・・そしてこの写真は・・・。
静岡県、朝霧高原の夜空をジグザグに、複雑な軌跡を描いて飛ぶ物体。点滅を繰り返し、時にワープと思われる飛行をする物体は、やはりUFOなのか・・・。
講談社の『世界百不思議 UFOスペシャル』に収録された一枚です。(p48.49)
2010年6月24日の「UFO記念日」。秋山眞人さんと、編集部の方々はまさにUFOに出会うために朝霧高原を訪れました。そして秋山さんの予告時間通りに現れたUFO。凄いです。
本書では、秋山さんのようなコンタクティーがいなくてもUFOを見る事が出来る方法が紹介されています。コツは力まずにリラックスすること。秋の天体観測の合間に試してみてはいかがですか。
今回はちょっと気になる写真が載っている本を紹介しました。私はいつも文字ばかり読んでいる人間ですが、たまには「この写真が手元に欲しい」という理由で本を選んでみてもいいかもしれません。
《コラムで紹介した商品》

◆『レンズが撮らえた外国人カメラマンの見た幕末日本Ⅰ』
価格:1,800円+税
発売:山川出版社

◆『静寂の瞬間 ラマナ・マハルシとともに』
価格:1,500円+税
発売:ナチュラルスピリッ

◆『オーラ!?不思議なキルリアン写真の世界』
価格:2,200円+税
発売:双葉社

◆『世界百不思議 UFOスペシャル』
価格:552円+税
発売:講談社