鳳凰三山(薬師岳 2,780m、観音岳 2,840m、地蔵岳 2,764m)
野山には新緑が目立ち、少しずつ夏の気配が感じられます。
皆様も、大型連休を利用して、思い出に残る山行はできましたか?
国民の祝日として、新たに8月11日が「山の日」に決定しましたね。
よりいっそう、登山を楽しみたいところです。
2007年7月中旬。
薬師寺、観音岳、地蔵岳は、総称して鳳凰三山と呼ばれています。
今回は、この3つのピークが人気の、中級者向けコースを歩いてみました。
ツアーバスの深夜便で、早朝5時に夜叉神峠登山口に到着。
朝食を食べ、小休止したのち、夜叉神峠を目指し出発です。
夜叉神峠へは、ゆるやかなジグザグ登山道を登ること約1時間で到着しました。
夜叉神峠は南アルプスの主峰の北岳が正面より眺められる場所で、
この眺めを見るため、いつも多くの登山者でいっぱいです。
昼食予定の南御室小屋まではかなり長時間の歩行となるので、
私もしばらく展望を楽しんでから、マイペースに進むことにしました。

▲夜叉神峠からの白峰三山の展望
夜叉神峠を出発し、展望のない登山道をひたすら歩いて杖立峠まで来ました。
ここまで来ると、白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)がすっきりと見渡せます。
杖立峠より南御室小屋まで2時間40分ほどで到着し、昼食となりました。
南御室小屋は、建物の前も広く、ベンチやテーブルがあるので、休憩にはとてもいい場所です。
小屋の脇には、南アルプスの天然水があります。とても美味しいので、是非飲んでみてください!

▲南御室小屋
休憩で元気が出たところで、次の休憩予定の薬師小屋を目指します。
歩行時間は1時間30分程です。
南御室小屋の裏手より樹林帯を登ると急登が待受けていて、
登るのにとても苦労しました。
しばらく登っていくと、白い砂れきの稜線に出ます。
花崗岩と白砂が目立つこの辺りでは、大きな奇岩も見ることができました。

▲砂払岳の奇岩
正面には薬師岳が見えてきます。
さらに登ると、薬師岳との鞍部にある薬師小屋に到着します。
到着後は薬師小屋で一泊するのが一般的ですが、
今回は、もう一つ先の鳳凰小屋に泊まることにしていたので、先に進みます。
ということで、
いよいよ、薬師岳・観音岳・地蔵岳を目指し出発です。
薬師岳から観音岳、観音岳から地蔵岳というようなコースで、
いずれのピークへも歩行時間にして30分から40分程でたどり着きます。

▲薬師岳

▲地蔵岳のオベリスク

▲観音岳への登山道
天気も体調も良かったので、稜線歩きを楽しめました。
鳳凰小屋は地蔵岳より少し下ったところにあるので、
少し時間がかかり、50分程でようやく到着しました。
その日は疲れていたので、夕食後にすぐ眠ってしまいました。
2日目。
前日早めに寝たせいで、早朝に起きてしまったので、周辺を散策してから朝食をとります。
小屋の方からは「下山には燕頭山を通り御座石温泉に向かう登山道が歩きやすい」と教えてもらいました。
タカネビランジの花や、迫力満点の朽ち果てた老木などを眺めながら、
小屋の方に教えてもらった通りに下山しました。

▲タカネビランジの花

▲朽ち果てた老木 苔に覆われた怪獣発見か?!
御座石温泉に到着後は、温泉に入り疲れをとりました。
その後、温泉前から出ているバスで甲府駅まで行き、JR中央線にて新宿駅に戻りました。
今回は晴れていたので、眺めも素晴らしく充実した二日間でした。
《コース》
・1日目
夜叉神峠登山口 ⇒ 夜叉神峠 ⇒ 杖立峠 ⇒ 南御室小屋 ⇒
薬師小屋 ⇒ 薬師岳 ⇒ 観音岳 ⇒ 地蔵岳 ⇒ 鳳凰小屋
・2日目(下山)
鳳凰小屋 ⇒ 燕頭山 ⇒ 御座石温泉 ⇒ 甲府駅 ⇒ 新宿駅
《コラムで紹介した施設のご連絡先》※2014年5月15日現在。
・鳳凰小屋さん TEL 0551-27-2018
《みどころ》
・3つのピーク(鳳凰三山)・・・薬師寺、観音岳、地蔵岳の眺めは素晴らしいです。
・南アルプスの山々のパノラマ展望
《お勧めガイド本》
■山と渓谷社「アルペンガイド10 南アルプス」2,200円+税
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■山と渓谷社「南アルプス開拓の父 竹澤長衛物語」1,800円+税
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