書泉メルマガ Twitterアカウント 取材のお申込みv
  1. HOME
  2. コラム・メルマガ
  3. 「山担 星野のひとりごと」 私の好きな山旅 第25回 富山県・岐阜県 立山連峰 雄山 、 富士ノ折立
アウトドア コラム・メルマガ
2014.05.10

「山担 星野のひとりごと」 私の好きな山旅 第25回 富山県・岐阜県 立山連峰 雄山 、 富士ノ折立

(富山県・岐阜県 立山連峰 雄山 2,991.6m、 富士ノ折立 2,999m)

あっという間に春がやって来て、街路樹のみどりの葉もいちだんと色鮮やかです。
早い地域では、田植えも始まっているようですね。
カエルも長い冬眠から覚め、ケロケロと鳴き声も聞こえてきます。

2007年5月上旬。2泊3日の山旅です。
5月上旬の連休を利用して、立山連峰に登ってみました。
(立山連峰とは、雄山・大汝山・富士ノ折立の総称です。)

1日目。
夜行バスにて東京を発ち、
「立山黒部アルペンルート」の長野県側の基点となっている
扇沢バスターミナルに向かい出発です。

扇沢からは、まず、登山口である室堂を目指します。
バスターミナルからトロリーバスに乗車。
黒部ダムまでは、北アルプスの地下をつらぬくトンネルを通ります。
黒部ダムに到着してからは、黒部ダムの上を歩きます。10分程度で黒部潮駅に到着です。
そこから、全線地下を走っているケーブルカーで、黒部平駅へ向かいます。
黒部平駅からようやく地上に出ると、北アルプスの山々が広がっていました。
正面のピークからは針ノ木岳やスバリ岳が望めます。

登山口の室堂までは、まだもう少し距離があります。
黒部平駅からはロープウェイに乗車して大観峰駅へ。所要時間は約7分です。
今度は立山の真下に掘られたトンネルを通って、室堂バスターミナルまで向かいます。
トロリーバスにて10分で到着です。

午後1時頃に、やっと室堂へ到着しました。
この時期は観光シーズンで、多くの観光客や、登山客で大変混雑していて、
到着までなかなか時間がかかりました。

その日は登山をしない予定だったので、雄大な立山のパノラマをじっくりと散策しながら、
宿泊先の「一の越山荘」を目指しました。

g2yama_25_01tateyamarenpou2.jpg
▲立山連峰の大パノラマ1

g2yama_25_02tateyamarenpou2.jpg
▲立山連峰の大パノラマ2

春の残雪に備えてアイゼンをつけ、右手の浄土山と左手の雄山の間の最低鞍部を登って行きます。
急激な高所からの歩き出しなので、高山病にも注意が必要です。
体調を崩さないように周りの景色をみながら、なるべくゆっくり歩くことにしました。

「一の越山荘」には登山口から1時間40分程度で到着です。

g2yama_25_03ichinokoshisanso.jpg
▲「一の越山荘」

山荘は半分雪に埋もれていて、まだまだ冬の景色でした。
夕食まではたっぷり時間もあったので、外で写真をとったり、浄土山を途中まで登ったりもしました。
散策を十分楽しんだ後、夕食をいただき、一日目を終えました。

2日目。
山小屋の朝は早いので、7時には朝食を済ませ、いよいよ立山三山登山のスタートです。
山小屋前から、雄山を目指し本格的な登山が始まります。

雄山へは、急傾斜で岩くずと残雪がまじったガラ場(※山の斜面が崩れて、岩石が転がっているような場所)を、
スリップしないよう慎重に登ること1時間程度で到着しました。

g2yama_25_04oyamatotyu.jpg
▲雄山に向かう途中

山頂にある雄山神社をお参りし、ここで休憩をとりました。

さて、次は大汝山頂を目指します。
雄山からは、神社のある山頂部の左側を巻いて、室堂平側のルートを行きました。
歩き始めてすぐに風とガスが涌いてきて、視界がだんだん悪くなりました。少し不安になってきます。
20分ほど歩くと、大汝山に到着しましたが、周囲の展望はガスで何も見えない状態です。
下山は大丈夫かと心配しつつ、雪山の厳しさを味わいながら雪の踏み跡を慎重に進みます。
大休憩所の平坦な場所で、しばらく休憩をとりました。

天候は相変わらず大荒れです。
風も強くガスも発生していて、不安が募り、「早く下山したい・・・」と、どんどん弱気になりました。
大汝山の後は、大走り分岐から雷鳥平に下る予定でしたが、残雪が多い上、あまりにも見通しが悪いので、
安全の為、元来た雄山方面に戻り、「一の越山荘」まで下山しました。

その日の宿泊先は予定していたコースの先にある「雷鳥沢ヒュッテ」だったため、
ここからは別のルートを、ショートカットしながら向かうことにしました。
雷鳥沢ヒュッテへ向かう道は、「一の越山荘」よりも残雪が2、3mは積もっていました。
なだらかな斜面をスリップに注意しながら進みます。
一時はどうなるかと思いましたが、無事、雷沢ヒュッテに到着しました。

g2yama_25_05hyutte.jpg
▲雷鳥沢ヒュッテ

雷鳥沢ヒュッテには温泉もありました。
お風呂の窓からは立山連峰が目の前に広がっていて、最高でした。

3日目。
2日目のメイン登山のときとは打って変わって、天候は晴れていました。
帰る日に限って晴れるなんて山ではよくあることなので、仕方ありません。(少し残念ですが・・・)

ちなみに、雷鳥沢ヒュッテの前にはテント場があります。
この辺りはスキー・スノーボードのメッカとしても有名なので、この時もたくさんのテントがありました。

また、立山は雷鳥が多く、運がよければ出会うことができます。
私たちもミクリガ池附近で2羽みることができ、感動しました!

下山のため、室堂ターミナルに着くと、駐車場はバスやマイカーでいっぱいでした。
観光客や登山者で、ターミナルは大変混雑していて、帰りの場バスに乗るまで大変でした。
扇沢バスターミナルに着くまで、どの乗り物も満員の状態でした。

長野県側からのコースは観光場所も多く混雑することを実感したので、
次回夏に行くときは、富山側から行く方が楽かも・・・などと考えながら、東京へと戻りました。

《コース》
・行き
東京駅【夜行バス】⇒扇沢バスターミナル⇒室堂ターミナル

・帰り
室堂ターミナル⇒扇沢バスターミナル⇒JR信濃大町駅【大糸線】⇒JR新宿駅

《みどころ》
・立山黒部アルペンルート・・・扇沢から室堂までをトロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイで結ぶ交通
ダイナミックな交通体験ができ、山岳観光地としても有名です。

・立山・・・日本屈指の山岳パノラマ展望が楽しめます!

《コラムで紹介した施設のご連絡先》※2014年4月24日現在 ※50音順
◆一の越山荘さん TEL 090-1632-4629
◆雷鳥沢ヒュッテさん TEL 076-482-1617

《お勧めガイド本》

■山と渓谷社「黒部の山賊」1,200円+税
⇒詳細ページはこちら
g2yama_25_book01.jpg

■信濃毎日新聞社「黒部」1,000円+税
⇒詳細ページはこちら
g2yama_25_book02.jpg

■山と渓谷社「ヤマケイ アルペンガイド8 剱・立山連峰」1,800円+税
⇒詳細ページはこちら
g2yama_25_book03.jpg

●登山について、お気軽にご相談ください。「おすすめの登山ルートは?」「初めて山に登るならどこにいけばいい?」など、登山(アウトドア)に関する疑問がございましたら、書泉グランデ2階アウトドアフロアまでお越しください。
      
山担当・星野が、ご相談にのらせていただきます。