(山梨県 南アルプス 夜叉神峠 1,770m、高谷山 1,842m)
我が山友が、はじめてテントを買いました!
というわけで、テント泊の実践のため、今回は二人で南アルプス前衛の夜叉神峠のテント場へ山旅をすることに決まりました。
1日目。
新宿駅より中央線の甲府駅下車。山梨交通バスにて夜叉神峠の登山口まで向かいます。
目的地への歩行時間は約1時間。登山口の標高は1,380mと意外と高いです。
登山道は、展望のない鬱蒼とした樹林の中をジグザグに登って行きます。この道はよく整備されていて、急登もありません。
進むにつれ景色はカラマツ林から徐々にミズナラの目立つ落葉広葉樹林になり、周囲の花も目立つようになりました。
それからわずかな時間で、夜叉神峠に到着です。
まずは夜叉神峠小屋が管理するテント場にテント泊の手続きをしました。

▲夜叉神峠小屋

▲夜叉神峠小屋 テント場
目前に広がる南アルプス一番の北岳や、白峰三山の眺めを楽しんだ後、
昼食にインスタントラーメンやフランスパンをかじりながら、テント場での炊事を楽しみました。
今日はここでのんびりと過ごすだけなので、余裕も時間もたっぷりです。
夕食の支度まで時間があるので、それぞれ本を読んだり周辺を散策したり、コーヒーをわかしたりと、楽しい時間を過ごしました。
初めてのテント泊ということで、山友はテンションもあがりっぱなしでした。
日が暮れるとすぐに暗くなるので、4時間50分頃から、山友とそれぞれ夕食の支度をはじめます。
初のテント泊で山友がいったい何を作るのか興味津々です。
私はいつも通りのラーメンとモチをメインに、コンビニで調達したミニハンバーグやチーズ、フルーツをいただきました。
どれもおいしかったです。一方の山友は、色々食材を持ち込んでいるようで、なかなか夕食が出来上がらないようでした。
途中で様子を見に行くと、和風ポトフの様な野菜のシチューと、インスタントみそ汁、
ヤキトリの缶詰などが調理済みでしたが、彼はまだ何かを作っているようでした。
各々食事をいただき、食べ終わる頃にはすっかり暗くなっていました。
辺りはまるで漫画の中に入ったような雰囲気をかもし出していて、私たちを何かが覗いているような気持ちになりました。
ちなみに、今回の山旅でテントを構えたこの夜叉神峠は、鳳凰三山縦走の登山口として有名です。
私も3度ここから縦走しています。

▲夜叉神峠登山口
2日目。
夜はシュラフの中でたっぷり眠れたので、朝早くに目が覚めました。
テントを出ると、目の前には白峰三山が朝日で輝く、最高の眺めが広がっていました。
登山口から登ってきた登山者も数人が、景色をみて感動の声をあげていました。
テント場の周辺には、たくさんの花が咲いていました。前日にはあまり気がつかなかったので、驚きました。
多くの種類の高山植物を見ることもできました。
フランスパンにコンビーフ、インスタントスープ、コーヒーというメニューの簡単な朝食を済ませた後は、
このキャンプ場より徒歩で30分ほどの所にある、高谷山に登ることにしました。

▲高谷山
笹ヤブの登山道を登りはじめてすぐに、タヌキかウサギのような影が目の前に飛び出し、
笹ヤブに消えていきました。突然だったので、胸がドキドキしました・・・。
しばらく登っていくと、今度はヤマドリが飛び出してきて、また驚かされました。
ヤマドリはキジ科の仲間で、オスの茶色の尾はとてもきれいです。
突然の出来事に驚きながらも登山道を進み、いよいよ高谷山の山頂に到着しました。
山頂にはひっそりと看板がある程度で、せまく感じました。
山頂は周りを木立におおわれていて、隙間から北岳が望めた以外はほとんど何も見えませんでした。
今回テント泊の楽しさを経験した山友とは、今度、鳳凰三山にテント泊で行く予定です。
《コース》
甲府駅【バス】⇒夜叉神峠登山口【徒歩 1時間20分】⇒夜叉神峠山頂テント場
《みどころ》
・白峰三山の眺め・・・日本で第2位の高峰・北岳を含む、白峰三山の眺めは圧巻です。
・南アルプス北部エリアの登山口でもある山々・・・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳・鳳凰三山・北岳などの山々が望めます。
《お勧めガイド本》
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